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マリンバとピアノのための「四季の風景」が録音図書の挿入曲として採用されました。

台風一過で、清々しい晴天です。 少しは涼しくなるかなと期待しましたが、まだまだ残暑は続きそうですね。 さて、この度、拙作 マリンバとピアノのための「四季の風景」を、 愛知県稲沢市図書館 障害者サービスとしての録音図書の挿入曲として採用して頂きました。 この録音図書は同図書館独自のもので、定期的に時事や物語などの朗読して録音し、CDにして、無償で視覚障害の方へお届けしているのだそうです。 録音図書は本来、音楽は入れないものだそうですが、利用者の方から音楽の挿入を望む声が多く、この度、縁あって、四季折々の馴染みのある曲を含む拙作を採用していただきました。どうも有り難うございました。 創作をしていると、どうしても自分の世界に籠りがちになり、社会とのツナガリが見えにくくなってしまうことが多いと感じています。 数年前より、社会に対してどのように貢献できるのか自問し、葛藤してきましたが、今回このような形で、自分の音楽が少しでも世の中のお役に立てたことを嬉しく思います。 また、何より、私を信頼して曲をご依頼くださり、快く演奏くださった皆様に感謝いたします。 【初演】 「 間瀬早綾香マリンバコンサート2012」  2012年2月5日 5/R Hall & Gallery(名古屋市)  マリンバ:間瀬早綾香さん  ピアノ:板倉篤子さん 「四季の風景」 は、浜松市在住のマリンビスト 間瀬早綾香さんのご依頼により創作しました。 四季を彩る曲より、「さくらさくら」(日本古謡)、「茶摘」(文部省唱歌)、「里の秋」(海沼實 作曲)、「雪」(文部省唱歌)がメドレーでつづられております。 依頼主様からは、演奏会にご来場くださった皆さんが聴きやすく、どの季節でも演奏でき、しかもお洒落な 雰囲気 (たぶん、このような童謡中心のメドレーにありがちな、子どもっぽさがないように、とのご希望と解釈しました)で、とのご要望がありました。 「お洒落」と言えば「フランス」、と私の中では図式ができあがり、フランス音楽風な要素を取り入れてみようと、あれこれ画策。 そこで、和音に「解決しない第7音」を使用したり、ドビュッシーの曲の断片を挿入したり、「わかる人にはわかる」ドビュッシーの曲からのモチーフを引用したりしてみま