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4月, 2014の投稿を表示しています

私を作った3曲

昨日、テレビ朝日系の音楽番組「題名のない音楽会」に、NHK「あまちゃん」の音楽担当で一躍有名になった大友良英さんがご出演になり、「大友良英を作った3曲」とうテーマで、 大友さんご推薦の楽曲が紹介されました。詳しくは こちら しかしながら、それらのどれもが「 ノイズ・ミュージック 」だったので、大友さんだけが大ハシャギで、司会の指揮者・佐渡裕さんや女性アナウンサーは、???(チンプンカンプン)であった様子がツイッタ―などで話題になったとか、、、 と、いうことで、二番煎じではありますが、私が影響された3曲について記したいともいます。 以前の投稿「 心が折れそうになった時... 」でも、落ち込んだ時に弾く曲として3曲挙げましたが、「3(三)」という数字は、良く用いられますね〜。 「ベートーヴェン三大ピアノソナタ」「ドイツ三大B」「世界三大テノール」などなど、、、 音楽界以外でも「三大美人」「仏の顔も3度まで」「三顧の礼」、、、 あ、余談でした。 話は元に戻って、では、私にとって「きっかけとなった3曲」って何だろう?と振りかえってみました。 まずは1曲目 バッハ作曲《半音階的幻想曲とフーガニ短調》 この曲は 「 心が折れそうになった時... 」でも挙げています。 もともとバッハの作品は好きで、子どもの頃、 周りの ピアノを習っている子の多くが「嫌い」「面白くない」「難しい」などと言って「嫌々」弾いていたインヴェンションも楽しく(笑)弾いていましたが、この曲を聴いた時、「なんて深い曲のなどろう」と、さらにバッハが好きになりました。そして音楽ってなんて素晴らしいのだろう、もっと音楽のことが知りたい!と、生涯、音楽と付き合っていこう、と思ったものです。 その頃は、この曲を弾くテクニックはなく、ただ聴くのみでしたが、やがて自分でも弾けるようになると、楽譜に書かれた一音一音が、まるで天からの声のように心の奥深くまで響き渡ってくるのを感じました。私にとってこの曲は、バイブルといっても過言ではありません。 2曲目は、シェーンベルク作曲《浄められた夜 作品4》 この曲との出会いは、楽器店で偶然見つけた↓のCDです。 ピエール・ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルの演奏(1973年)です。 当時は、シェーンベルクもブーレーズも知らな

バッハのシンフォニア About Sinfonias by J.S.Bach

指導しているピアノの生徒が出場することになった某ピアノコンクール全国大会の課題曲が、バッハのシンフォニア第8番ということで、久しぶりにさらってみました。 ピアノ学習者が必ずと言っていいほど勉強するバッハの《インヴェンションとシンフォニア》は、バッハが息子たちや弟子たちの教育のために作曲したとして知られています。 調の異なる15曲から成るインヴェンション(二声)とシンフォニア(三声)ですが、その動機(テーマ)や動機展開の多様性には、「学習用」の域を超えた高い芸術性が感じられます。 私は、インヴェンションはどの曲も好きで、対位法の勉強のためにも、何度も弾いたり分析したりしていました。 一方、シンフォニアの方は、正直あまり好んで弾いていませんでした。同じ三声を弾くのだったら、《平均率クラヴィーア曲集》の方が、音楽性がより豊かに感じられ、主題はもちろん主題提示部間を繋ぐブリッジの部分(嬉遊部)も味わい深く、弾いて楽しかった。。。 対位法や作曲の勉強として二声の曲を書くときはインヴェンションを参考にしましたが、三声の曲を書く時は、《シンフォニア》よりも《平均率クラヴィーア曲集》を参考にしていましたから、《インヴェンションとシンフォニア》のテキストの後半部分の《シンフォニア》のページを開くのは本当に久しぶりです。 ということで、久しぶりにシンフォニア8番を弾いてみて、あらためてビックリ! 全体を通して、主題が何度もあらわれる! 特に中間部(第2部)では、主題がこれでもか、これでもか、と追走して登場してる!しかも登場の度に違う表情、色あいなのだ! ベートーヴェンの交響曲第5番《運命》も主題動機が何度も何度も繰り返されていますが、それと通じるものがあると感じました。 とても面白い!と今更ながら感動しています(^_^) やはりバッハは偉大な作曲家であることを再認識しました。 この機会に、シンフォニアの他の曲も、久しぶりにさらってみようと思います。

ピアノコンクール

昨日、名古屋で某ピアノコンクールの中部地区大会がありまして、生徒3人が出場。内、2人が全国大会に進むことになりました。拍手〜 特に今年に入ってからは多忙を極めていたこともあり、満足な指導ができていないと申し訳なく思う日々だったので、この結果にまずはホッとしています。 コンクールの是非については多くの議論が交わされていますが、出たことによって確実に「何か」を学んでいると思います。私の子どもの頃は、今ほどには多種多様なコンクールがなかったので、このような機会に恵まれた今の子どもたちを羨ましく思います。 残念ながら全国大会に行けなかった生徒も、きっと「来年こそは!」とまた目標を新たに取り組んでくれることを願っています。 さて、全国大会は7月中旬に行われますが、また新たな課題曲と自由曲に取り組まねばなりません。 2人とも出場カテゴリーが違うので(ひとりは小学3〜4年、もうひとりは小学5〜6年のカテゴリー)、まずはそれぞれの課題曲についてこちらも良くさらっておかねばなりません。 小学5〜6年のカテゴリーの課題曲は、なんと!バッハのシンフォニア8番!(^^;) ナニコレー!難しすぎます。2声を飛び越して3声だなんて! 作曲の勉強のためにバッハのインベンション、シンフォニア、平均率をくり返しくり返し弾いて、対位法やフーガの技法の勉強をしましたが、ここしばらくはご無沙汰でした。 しかも3声のシンフォニアについては、同じ3声を演奏・分析するのだったら平均率曲集の方が面白かったので、ちょっと端折った感もあります。シンフォニア様、大変お久しぶりって感じです(^^;) これを機会に、シンフォニアを学び直そう! 自由曲の選曲については、、、毎回のことながら、またこれも悩みの種です。(-_-;)