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7月, 2017の投稿を表示しています

作曲のための音楽理論オンラインレッスン

作曲のための音楽理論オンラインレッスンを開講しています。 このレッスンでは、 曲を書きたい! でも何から始めたらいいの? と思っていらっしゃる方のために、音楽理論を、作曲と関連づけて学んでいきます。 言わば、 作曲と音楽理論を一緒に学べる 、一挙両得&贅沢なレッスンです。   作曲の勉強というと、音楽の基礎知識(楽典)を覚え、音楽形式を理解し、和声学や対位法を学習し、、、と、地道な基礎トレーニングを積んだ後、では曲を創ってみましょう、と、ようやく作曲技法の勉強へと進むパターンが多いのではないでしょうか? しかし、このレッスンでは、楽典を学んでいる段階から、作曲する「意識」と「意思」を高め、早い段階から 作曲脳 を育むカリキュラムを組んでいます。 詳しくは、下記「お問合せフォーム」からお問い合わせ下さい。 → 「お問合せフォーム」へ = = = = = = = = = = = = = = = ※作曲を目的としない音楽理論オンラインレッスについては、 「 一人ひとり専用ページで学ぶオンライン楽典ルーム 」 のページをご覧ください。 = = = = = = = = = = = = = = = この「作曲のための音楽理論オンラインレッスン」では、 受講者のみがアクセスできるWebサイト で学習します。 学習に関連した 音源や動画を視聴 しながら学習します。 一人ひとり専用のサイトで学習 しますので、それぞれのレベルや目的に合わせたカリュキュラムで進めることができます。 スマホからもアクセス可能。 いつでもどこでも学習 できます。 専用サイトでの受講ですので、いつでもご 自身の学習履歴を辿る ことができます。 下記より、受講されている方々の感想をご覧になれます。 → オンラインレッスン受講生の声 ▌ レッスンの進め方 リズムや拍子の理解、各譜表の譜読みに始まり、音階の仕組み・音程・和音など 、音楽の基本的な知識 を身につけていきます。 譜例や音源を Web上で見たり聴いたりする ことによって、読譜力を高め、音楽分析の能力を養い、創作のヒントや糧をたくさん蓄えていきます。 理論の学習と並行して、初期の段階から、それぞれの単元で学習した内容を 応用して曲を創

対位法を学ぶためのオススメ練習曲

以前、このブログで、対位法のテキストを、いくつかご紹介しました。 → 【対位法の勉強】 対位法の勉強については、 難しい! 眠くなる 課題を解くのが面倒 などという声をチラホラ聞きます。 確かに、作曲家を目指す人にとっては、必要不可欠な科目ですが、演奏家にとっては、少々(いや、かなり!?)とっつきにくいというか、敬遠されがちな科目の一つでしょう。 対位法の勉強というと、机上で課題を実施することに終始しがちですが、 ピアノ作品を弾きながら、体得・体感 することをオススメします。 何と言ってもオススメの作品は、 バッハ の「 インベンション 」 です。 中でも、 第 4番 (d moll)、 第 8番 (F dur)、 第 14番 (B dur)は、比較的取り組みやすいと思います。 これらの曲は、演奏テクニックもそれほど高度なものは要求されませんし、主題の反復や反転、反復進行(ゼクエンツ)、転調などの構成についても、わかりやすいと思います。 個人的には、 第 6番 (E dur)が気に入っています。↓ 主題と対主題とが順次進行による反行で始まり、シンコペーションによってリズムを「ずらす」テクスチュアーが、とても面白いと思います。曲が進んでいくと、主題と対主題が反転してあらわれたり、大胆な跳躍も含まれていたりなど、右手と左手の旋律が互いに共存・競合していて、対位法の妙味あふれる曲の一つだと思います。 参考音源→ こちら バッハのインベンションは少しハードルが高いと感じる方は、 バッハの「 アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア曲 」 から抜粋して弾いてみるのも良いでしょう。 ↓は、その曲集の中で最も知られている曲の一つ「メヌエット」です。 また、 モーツアルトの初期の作品 もオススメです。 KV 番号の10番台くらいまでの、少年時代に作曲したと伝えられている小品です。 なーんだ、子どもの頃の作品か〜と侮るなかれ! どれもが音楽的に完成され、かつ愛らしい作品です。 当時、少年モーツアァルトは、対位法もしっかりと学んでいたでしょうから、その学習の成果が随所にあらわれているのでは?誰しも、習得したことは作品に取り入れてみたいと思うでしょうから。 ちなみに、↓は、「 メヌエットKV

和声感を身につけるためのオススメ練習曲

以前、このブログに、和声の勉強法について、 課題を解くことによって、美しい和声進行とはどのようなものか学ぶのも良いのですが、私のおススメは、 バッハのコラール を毎日1曲ずつ、じっくり弾くことです。市販の コラール集 371曲を順に弾くも良し、同じ旋律の曲(調は異なっていますが)をピックアップして、和声付けの違いを弾き比べるも良し、、、 と、書きました。→ 【和声の勉強について再び】 もちろん、今もその持論はブレていないのですが、コラールは、和声課題のように、ほぼ、ブロックコードで進んでいますので、「縦」の響きや、和音間のつながり、各声部の動きに対しての美的感覚は身につくものの、主旋律をサポートしながら響かせるハーモニー感を身につけるためには、やはり、実際の曲を弾くことが一番だと思います。 私のオススメの曲集は、、、 ピアノ学習初級レベルでしたら、「 ブルグミュラー25練習曲 」かな? 第1番 は、ハ長調という最も基本的な調で書かれているので、取り組みやすいです。しかも、概ね、右手は旋律を、左手は和音を弾く構成になっているので、旋律+和音伴奏のカタチを学ぶ入口として最適だと思います。 この第1番は、冒頭から左手は I-IV(2転)-I-V₇ (1転)という最も基本的な和音進行を弾くようになっています。この和声の中で、旋律がどのように響いているのか、あるいは、旋律をどのように描いたら良いか、を弾きながら体感できるのではないでしょうか。 また、この曲では、ハ長調の主要三和音のみならず、ドッペル・ドミナントや準固有和音などの借用和音も使われていますので、応用的な和声学習も可能です。どのタイミングで和声の「色」を変えるのかという実践的な和声の学習にピッタリだと思います。 私はこの第1番を、初歩の和声分析課題あるいは楽曲アナリーゼの教材として取り上げています。 第1番を学習した後は、第2番でハ長調の平行調イ短調、第3番で属調のト長調、第5番で下属調のヘ長調、、、というように、ハ長調の近親調とその和声を学んでいくことができます。 どの曲も、その調の主要三和音をベースに、ちょっとだけ借用和音が用いられています。旋律への和声付けのヒントがたくさん得られると思います。 また、第7番では属調への転調、第9番では平行調への転調が含まれ

弦楽アンサンブル編曲「魔王」

弦楽アンサンブルのために編曲したシューベンルト作曲「魔王」を演奏していただきます。 日時:2017年7月23日(日)14:30〜 会場: 長久手文化の家 森のホール 歌は、日本を代表するバス歌手の戸山俊明先生。 愛知県立芸術大学の副学長も勤めていらっしゃいます。 弦楽アンサンブルは、愛知県立芸術大学音楽学部卒業生を中心に結成されている「 長久手フォレスト合奏団 」の皆さんです。 先日リハーサルの様子を録音したデータを聴かせていただきましたが、もう、ただただ感嘆!の一言です。 録音でこの迫力と表現力が伝わるのですから、生演奏はいかばかりかと、今から本番を楽しみにしています。 お近くにお住いの方、ご興味ある方、ぜひぜひこの素敵な演奏会にお越しくださいませ!