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11月, 2013の投稿を表示しています

心が折れそうになった時...

「人の一生は重き荷を負うて 遠き道を行くが如し...」とは、徳川家康が残した名言の一つですが、この通り、人生には耐えねばならないことが、たくさんありますよね。 もう、耐えられなくて、我慢できなくて、どうしようもなくなった時、私は、 自ら「立ち直り3部作」と名付けたピアノ曲を弾きます。 1. バッハ/半音階的幻想曲とフーガ  ↓ 2. シューベルト/即興曲第3番  ↓ 3. ベートーヴェン/ピアノソナタ「悲愴」第2楽章 バッハの「半音階的・・」で、精神的に追い込み(落ちるところまで落とし)、シューベルトの即興曲で希望を見いだし、最後、「悲愴」第2楽章で平和な気分に浸る、あるいは、悟りの境地まで昇華させる...のです。 その時の状態によっては、 「半音階的・・」を弾いている時、涙を流しながら、これでもか、これでもか、と自身を追い込んでいきます。そんな時は、シューベルトを弾いていても希望の光が見いだせず、逆に内声のfigurationが悲しみを煽り、さらに心はざわめいてきます。 でも、そんな時でも、「悲愴」第2楽章を弾き始めたとたん、救われた、と感じます。 この曲の最初のAs dur(変イ長調)の和音は、癒し効果抜群だと、私は思うのです。 この和音が、もし1オクターブ上で弾かれるものだったら、そのようには感じないでしょう。もちろん、他の調でもダメだろうし...  なんだろう? あの音域の、あのポジションに手をおいて音を出した瞬間、すーっとカラダが浄化されていく...という不思議な感覚になるのです。 ということで、 先日も、 心が「折れそう」なほどではないですが、「何だかなー」と思うことがあったので、この3作品を弾きました。 やっぱり救われました。おかげで今は、前向きにガンバッテいこうと、すっかり立ち直っています。 音楽って、本当に素晴らしいですね! (そう言えば、「映画って本当に素晴らしいですね!」という名言ありましたね。。。) ちなみに「半音階的幻想曲とフーガ」は、私のバイブルと言っても過言ではないほどの曲です。これまでに国内外で、いろいろな先生にレッスンしていただきました。 レッスンを受けた 楽器も、ピアノのみならず、チェンバロやクラヴィコードでも。 この曲は、 d moll(ニ短調)ですが、曲の最後は、D dur(ニ長調)

クリスマス曲の編曲

2日ほど前、クリスマスコンサートのための編曲のお仕事を無事終えました! 「ジングルベル」や「サンタが街にやってくる」など、お馴染みのクリスマス曲をメドレーで繋いだものです。 メドレーの場合、曲と曲の繋ぎ方にひと工夫が必要なのです。 前の曲から自然な流れで次の曲へ...と、いつも心がけています。 クリスマス曲の編曲をする時は、曲の規模によっては夏頃から準備を始めるので、とーっても暑い中、気持ちはクリスマス気分に浸らねばなりません。 猛暑の夏の年は、全くクリスマス気分になれず、ゆえに創作のイメージも涌かなくて、ひと苦労したことも.... ところで、毎度のことながら、クリスマスの編曲が終わると同時に、私の中ではクリスマスは終了〜です。 創ったものを何度も何度も楽器で弾いて確かめたり、コンピュータ音源で再生している内に、充分クリスマスを味わった気分になってしまうからです! コレって、悲しい職業病!?

マリンバのための「木霊」の再演

この度、マリンバ独奏のために作曲した「木霊」を演奏していただくことになりましたので、お知らせいたします。 【仙波明子マリンバリサイタル “木霊、音のつぶやき”】  日時:2014年1月25日(土)14:00 〜  会場: アクトシティ浜松 研修交流センター音楽工房ホール  入場料:一般 2,000円、高校生以下 無料(全席自由)  詳細につきましては、 こちら  をご覧ください。  楽曲「木霊」については、 →こちら  をご参照ください。 なんと、 高校生以下は無料! ですよ! 「木霊」は、2011年に、私の作曲の師匠の退官記念演奏会で、仙波明子さんにより初演いただきました。 その後、「岐阜市民芸術祭 '12」で再演され、今回が3度目の演奏となります。 いわゆるゲンダイ音楽の新曲は、その知名度の低さ、その理解不能さ(?)、により、なかなか再演されにくいことが多いのですが、このように、数回にわたって演奏いただき、大変嬉しく思います。 また、この曲の他、このコンサートのために、ハチャトゥリアン作曲『仮面舞踏会』より「ワルツ」を、2台マリンバ&ピアノ&パーカッションという編成で編曲させていただきました。 この曲は、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんのフリー演技の曲でも有名になりましたね。オーケストラ版とはまた異なるエキサイト感を醸し出せるよう、いろいろと工夫を凝らしたつもりです。こちらの方も、ぜひお楽しみくださいませ。 その他の演奏曲も、マリンバ界の大御所、安倍圭子氏の作品はじめ、マリンバの魅力に溢れたものばかりです。また、馴染みのあるクラシック作品も組み込まれているそうですので、マリンバという楽器が初めての方でも充分、楽しめると思います。 お近くにお住まいの方、マリンバという楽器に興味のある方、「木霊」という曲に興味を持っていただいた方、、、、ぜひぜひ、ご来場ください。