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仙波明子さんマリンバリサイタルのお知らせ

マリンバのために作曲した「木霊」を仙波明子さんに演奏していただきます。 仙波明子マリンバリサイタル “木霊、音のつぶやき” 日時:2014年1月25日(土)14:00 〜 会場: アクトシティ浜松 研修交流センター音楽工房ホール 入場料:一般 2,000円、高校生以下 無料(全席自由) 詳細につきましては、 こちら  もご覧ください。 「木霊」は、2011年に、私の作曲の師匠の退官記念演奏会で、仙波明子さんに初演していただきました。 その後、「岐阜市民芸術祭 '12」で再演され、今回が3回目の演奏となります。再演の機会をいただきましたこと、大変嬉しく思います。 マリンバのための《木霊》は、芭蕉の有名な句『閑かさや岩にしみ入る蝉の声』が詠まれたことで知られる山形の 立石寺(通称:山寺) を訪れた際の印象をあらわしたものです。 曲は、緩ー急ー緩の3部構成となっています。 第1曲:静寂の中、蝉の声、鳥の声、湧き水の音、木々のざわめきなどがシャワーのように降り注いでいる様、そして、それらの音が奇怪な様相の岩に反響して聴こえてくる様をイメージして作曲しました。 第2曲:第1曲とは対照的に、動きのある曲想となっています。「木霊」は樹木に宿る精霊で、山中を敏速に自在に駆け回るとされているそうです。様々な音が反響し合い、山の中を「ぐるぐる巡っている」様を表現してみました。 第3曲:山寺周辺の夕暮れ時をイメージしています。奥深い山あいに立地しているためか、夏にもかかわらず夕方4時頃になると既にあたりは薄暗く、人気のない参道にはヒグラシの鳴き声がもの悲しく響き渡っていました。その侘しさを、同音連打およびトレモロ奏で表現してみました。  コンサートでは、この「木霊」の他、このコンサートのために編曲したハチャトゥリアン作曲『仮面舞踏会』より「ワルツ」を演奏していただきます。2台マリンバ、ピアノ、パーカッションという、ちょっと珍しい編成となっています。この曲は、フィギュアスケートの浅田真央さんのフリー演技の曲としても有名になりましたね。オーケストラ版とはまた異なるエキサイト感を醸し出せるよう、いろいろと工夫を凝らしたつもりです。こちらの方もぜひ、お楽しみください。 その他の演奏曲も、マリンバ界の大御所