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4月, 2013の投稿を表示しています

ギター・マンドリン演奏会   Guitar and Mandolin Concert

来る5月4日(土)、三重県鈴鹿市 「鈴鹿ふれあいホール」 で行われる「第4回アンサンブルの集い」(主催:三重県ギター・マンドリン連盟)で、拙作のマンドリン作品を演奏していただくことになりました。 演奏曲は、 ♪風、海、そして ・・・ 空 〜マンドリンとギターのための〜 ♪四季の風景 〜マンドリンとマンドロンチェロのための〜 ♪木霊 〜マンドリンとマンドロンチェロのための〜 の3曲。 山下直美さん(mandolin)、山下顕さん(guitar, mandoloncello)による演奏です。 《風、海・・・》 は、静岡県焼津市を舞台とした演劇のテーマ曲を、マンドリンとギターのために改編したものです。作曲にあたっては、焼津市を訪れて市内を散策。その時感じた風の心地よさ、海(波)の音、空の青さなどを表現してみました。 舞台作品としては、オーケストラ用に書いたものですが、マンドリンとギターに編曲してみると、より港町・焼津の素朴さが感じられ、我ながら気に入っています。 《四季の風景》 は、お馴染みの四季折々の曲をメドレーで繋いだもの。1曲丸ごとのみならず、ある曲のフレーズの断片もところどころ含まれているので、「さて、どんな曲がいくつ出てくるか?」と、玉手箱のようにお楽しみいただけます。 日本の曲だけではありませんよー。なんと、ドビュッシーの曲まで「ちょっとだけ」出てきます。 《木霊》 は、芭蕉の有名な句『閑かさや岩にしみ入る蝉の声』が詠まれたことで知られる山形の 立石寺(通称:山寺) を訪れた際の印象を曲にしたものです。いわゆる、バリバリの現代曲。マンドリン作品では、あまり見かけない作風だと自負しています。 この曲は、もとはマリンバ・ソロ作品として作曲したのですが、昨年12月にマンドリン作品を発表する演奏会を行うことになり、急遽、マンドリンとマンドロンチェロ用に改編しました。予想以上に良い雰囲気に仕上がり、以来、いろいろな機会に演奏していただいております。 ところで、私は昨年からマンドリン作品を手がけ始めたばかりで、まだマンドリンのこと、マンドリン作品のことなど良く知らなかったのですが、どうやら、マンドリンとマンドロンチェロの組み合わせは珍しいようです。 マンドリン属の...

《スカラムーシュ》〜クラリネット、マリンバ&ピアノのための〜

ミヨー作曲《スカラムーシュ》を、クラリネット、マリンバ、ピアノの編成のために編曲した作品を、5月26日(日)に、 名古屋の 宗次ホール で初演していただきます。 さらに、その数日後の6月15日(土)には、浜松の 夢・汎ホール でも演奏していただくことになりました。 クラリネット、マリンバ、ピアノという編成は、とても珍しいです。お近くの方、ご興味のある方、ぜひご来場下さい。 【名古屋公演】 日時:5月26日(日)14時開演 会場: 宗次ホール (地下鉄栄駅12番出口徒歩5分) 入場料:2,800円(当日 3,200円) 「NPOいきいきなごや わわわの会」様の主催による、スリランカの子どもたちへの教育支援チャリティーコンサートとなっております。 【浜松公演】 日時:6月15日(土)14時開演 会場: 夢・汎ホール (浜松市中区富塚町4710-9) 入場料:大人 1,500円 高校生以下 500円 演奏は、加藤千晴さん(Cl)、間瀬早綾香さん(Mrb)、板倉篤子さん(Pf) です。 ミヨー(Milhaud)は、 1892年生まれのフランスの作曲家。オネゲル、プラーンクらとともに「フランス6人組」と呼ばれる作曲家集団の一人です。 「スカラムーシュ」は、ミヨー自身が作曲した喜劇「空とぶお医者さん」から抜粋した旋律を繋いで2台のピアノ用に改作されたもので、 全3曲から成る、全体的に 明るく生き生きとした雰囲気の曲です。 中でも「ブラジルの女」と題された第3曲は、サンバのリズムによる陽気な曲調で、聴いていてとても楽しいです。 「スカラムーシュ」は2台ピアノ用他、アルト・サクソフォーン&ピアノ、クラリネット8重奏などの編成の楽譜が市販されていますが、クラリネット、マリンバ、ピアノという編成は珍しいというか、ほとんど初めてではないでしょうか? 今回編曲するにあたっては、2台ピアノ用の楽譜を参考にしました。 2台ピアノでの演奏は何度か聴いたことありましたが、こんなに難しいフレーズを弾いていたんですね、とあらためて勉強になりました。高音から低音まで動く動く...どちらのパートも広い音域に渡って満遍なく音がちりばめられていました。 第2曲、第3曲は、わりとすんなり編曲できたのですが、第1曲については、大い...

マリンバアンサンブル《木星》Jupiter for marimba ensemble

マリンバアンサンブルのために、ホルスト作曲の組曲『惑星』より《木星》を編曲しました。 演奏がYouTubeにアップされていますので、ご興味ある方は、下記↓をクリックしてお聴き下さい。 マリンバアンサンブル《木星》 編曲するにあたっては、楽器編成を、マリンバ4台、シロフォン1台、ヴィブラフォン1台、グロッケン1台および各種打楽器とし、マリンバの音色に変化をもたらそうと知恵を絞りました。 音楽を勉強された方や音楽愛好家の方はおわかりのように、後期ロマン派までの作品では、同じモチーフやフレーズがくり返されることが多いのです。特にオーケストラ作品においては、楽器編成を変えることで音色変化が可能になるので、同じフレーズが、楽器の組み合わせを変えて何回も出てきます。ラベル作曲《ボレロ》が、同じフレーズを延々とくり返しているにも関わらず、「飽きない」のは、絶妙なオーケストレーションによる音色変化・ダイナミックスの変化を演出しているからなのです。 《木星》も例に漏れず、同じフレーズが、楽器の組み合わせを変えて何度もあらわれますが、これをマリンバ属という、ほぼ一定の音色によるアンサンブルで、いかに飽きさせず、しかもダイナミック感を醸し出すか、、、、 いろいろと検討した結果、原曲にはない打楽器を加えることによって、音色変化をもたらしたり、音にアクセントを付けたりしようと試みました。 原曲では、大太鼓、シンバル、タンバリン、トライアングルといった、オーケストラではお馴染みの打楽器のみを使用していますが、本編曲では、4種類のタム、ウッドブロック、ウィンドチャイム、それになんと!スライドホイッスルまで登場します。 さらに有名な中間部では、原曲とは異なる和声付けを施し、より情緒的・幻想的な曲想となるようにしました。 いかがですか?お聴きになって、ぜひご自身のグループでも演奏したいとご希望の方は、 メールでご連絡ください。→ メールする

混声四部合唱のための《ぼくたちは水》【追記あり】

混声四部合唱のための作品《ぼくたちは水》を紹介します。 この曲は、「音から環境を考える」活動を10年以上に渡って続けている「ブンテックNPOグループ音の泉サロン」(本部:三重県四日市)が環境をテーマに一般募集した詩の最優秀作品に曲を付けて、混声四部合唱曲として仕上げたものです。 作品は、2011年11月23日、 三重大学合唱団 の皆さんにより、四日市総合会館にて初演されました。 初演を迎えるにあたって、三重大学合唱団の練習場を訪問し、学生の皆さんと、詩に込められた「水自身が語る素直な気持ち」の表現について細部にわたって意見交換を行い、より完成度の高い仕上がりへを目指していきました。その時の様子が、同大学合唱団のブログに掲載されていますので、ご覧下さい。↓ 【 作曲家さんがやってきた 】 詩は、「ぼくたちは水...いつも空からやってきて、山や森育てていくのがお仕事さ」ではじまり、やがて「だけど、このごろ変なんだ」と続き、心ない人々によって汚されていることへの怒りや悲しみ、みんなの役に立ちたいと願う「水」の気持ちが綴られています。 作曲の依頼を受けて、一人称「ぼくたち」として語られている「水」の喜び、悲しみ、怒りなどの感情を、どのように曲として表現するかをじっくりと考えまていました。また、ピアノ伴奏には、水滴、水の流れ、小川のせせらぎ、水しぶきなど、水に関わる音の風景や、水の持つおおらかさ、清らかさなどがイメージできるようなフィギュレーションを取り入れようと色々と思い巡らせていました。 しかし、この作品の仕上げに取り掛かっていたまさにその時、東日本大震災が発生しました。 テレビのニュース番組などで津波の恐ろしさを目の当たりにし、ショックで作曲が手につかない状態がしばらく続きました。水は生命にとって欠くことのできないものである反面、圧倒的な破壊力ですべてを奪い取ってしまう。そんな水の曲を書いていていいのか!書けない!と。 そんな葛藤がありながらも、この曲が出来上がるのを楽しみに待っている人たちがいる、と再度、気持ちを奮い立たせて何とか書き上げることができました。ですので、この作品を聴く度に、「今、生きていることを大切にしよう」「小さな存在だけれど、何か世の中のためになることを考えよう」などと考えた当時のことを思い出しま...