さて、このブログのアクセス数も、おかげ様で徐々に増えて参りました。
お読み下さっている皆様、どうもありがとうございますm(_ _)m
中でも、和声に関するページヘのアクセス数が半端なく、、、皆さん和声の勉強法や取り組み方について、いろいろと試行錯誤していらっしゃるのかしら、と想像しております。
自身のことを振りかえってみても、また、指導する立場になってからも、つくづく思うのは、和声の勉強というと、とかく課題をこなす(しかもバス課題がほとんど)ことのみに多くの労力を費やしがちということです。
しかし、課題を解いただけで勉強した気になってはいけませんよー、とご忠告申し上げたいです。五線紙上だけの「作業」になっては、決していけません!
大事なのは、規則に則して正しく音を配置することではなく、美しい響きを体と心にしみ込ませること、和音の動き一つ一つに敏感になること、あらゆる音に対して良く耳を澄ますことができるようになること、だと思うのです。
課題を解くことによって、美しい和声とはどのようなものか学ぶのも良いのですが、私のおススメは、バッハのコラールを毎日1曲ずつ、じっくり弾くことです。市販のコラール集371曲を、順に弾くも良し、和声付けの異なる同じ旋律の曲をピックアップして響きの違いを弾き比べるも良し、、、
バッハのコラールを弾くだけでも和声を体感するのに十分有益ですが、さらに、その中からいくつかピックアップして分析してみると、より勉強になります。
「分析」というと、これまた和音記号を付けただけで分析した気になってしまいがちですが、、、内声の動きはどうなっているか、どのような手順で転調されているか、非和声音によってどうのように旋律が装飾されているか、などに着目し、バッハが、シンプルな単旋律からなる賛美歌を、どのように「アレンジ」したかを、一つ一つひも解くような姿勢で取り組むと、知らず知らずの内に、豊かな和声感や声部書法の「技」が身についていくと思います。
和声の勉強にとって、バッハのコラールは最上の教科書、お手本だと思います。ぜひお試しになってみて下さい。
なお、私が行っております和声オンラインレッスンでは、バッハのコラールを採り上げ、その和音進行や各声部の進行について学習しています。
実際、バッハも、自分の息子たちや弟子たちのための音楽レッスンでは、コラール実習を用いていたそうです。
あなたも、バッハのコラールの勉強を通じて、バッハ先生の教えを「模擬体験」してみませんか?
関連ページ:
・一人ひとり専用Webページで学ぶ和声オンラインレッスン
・和声のテキストー和声学って難しい?
・和声感を身につけるためのオススメ練習曲
お読み下さっている皆様、どうもありがとうございますm(_ _)m
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自身のことを振りかえってみても、また、指導する立場になってからも、つくづく思うのは、和声の勉強というと、とかく課題をこなす(しかもバス課題がほとんど)ことのみに多くの労力を費やしがちということです。
しかし、課題を解いただけで勉強した気になってはいけませんよー、とご忠告申し上げたいです。五線紙上だけの「作業」になっては、決していけません!
大事なのは、規則に則して正しく音を配置することではなく、美しい響きを体と心にしみ込ませること、和音の動き一つ一つに敏感になること、あらゆる音に対して良く耳を澄ますことができるようになること、だと思うのです。
課題を解くことによって、美しい和声とはどのようなものか学ぶのも良いのですが、私のおススメは、バッハのコラールを毎日1曲ずつ、じっくり弾くことです。市販のコラール集371曲を、順に弾くも良し、和声付けの異なる同じ旋律の曲をピックアップして響きの違いを弾き比べるも良し、、、
バッハのコラールを弾くだけでも和声を体感するのに十分有益ですが、さらに、その中からいくつかピックアップして分析してみると、より勉強になります。
「分析」というと、これまた和音記号を付けただけで分析した気になってしまいがちですが、、、内声の動きはどうなっているか、どのような手順で転調されているか、非和声音によってどうのように旋律が装飾されているか、などに着目し、バッハが、シンプルな単旋律からなる賛美歌を、どのように「アレンジ」したかを、一つ一つひも解くような姿勢で取り組むと、知らず知らずの内に、豊かな和声感や声部書法の「技」が身についていくと思います。
和声の勉強にとって、バッハのコラールは最上の教科書、お手本だと思います。ぜひお試しになってみて下さい。
なお、私が行っております和声オンラインレッスンでは、バッハのコラールを採り上げ、その和音進行や各声部の進行について学習しています。
実際、バッハも、自分の息子たちや弟子たちのための音楽レッスンでは、コラール実習を用いていたそうです。
あなたも、バッハのコラールの勉強を通じて、バッハ先生の教えを「模擬体験」してみませんか?
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